今年は台風の当たり年・・・台風が多いですね。
このブログを書いている今も、台風18号が発生、
沖縄地方が暴風域に入る見通しです。
そんな天気が続いているせいか、
「雨漏れ」についての問い合わせが増えています。
その中でも多いのが「塗装工事後の雨漏れ」です。
下記は木造の一例となります。
2、3年前に外壁の塗装と共に、屋根の塗装をしたというお住まいの
雨漏れを点検してみると・・・
一見綺麗に塗装されているように見えますが、
スレート屋根(カラーベストコロニアル)の重ねの隙間部分に
厚く塗料が塗られています。
屋根材の重ね部分は通常、雨水の排出や通気の確保のための隙間があります。
その隙間を塗料やホコリで塞いでしまうと、
雨水の排出ができなくなって、雨漏りの原因となることがあります。
という事で屋根を塗装する際は「縁切り」という作業をします。
「縁切り」とは、塗装後に隙間を塞いでいる塗料に切り込みを入れ、
屋根材の隙間を開けていく作業です。
弊社では屋根材の隙間にあらかじめスペーサーを入れて
隙間を確保して塗装する工法を採用しています。
だからといって何度も屋根を塗装する事は、余りお勧めできません。
塗装をする事で見た目は綺麗になるのですが、
屋根材自体の劣化もあるので、高耐久屋根材を使用してカバーする
「カバー工法」をお勧めしています。
↓経年で劣化したスレート屋根(カラーベストコロニアル)。
↓下地をチェックした上で防水紙(アスファルトルーフィング)の敷き込み。
そして高耐久屋根材を葺きます。
↓綺麗に仕上がりました!もちろん漏水の心配も無くなる他、
「風」に対する性能が高いので、繰り返しの台風にも安心の屋根材です。