塗装工事後の雨漏れについて。

今年は台風の当たり年・・・台風が多いですね。

 

このブログを書いている今も、台風18号が発生、

 

沖縄地方が暴風域に入る見通しです。

 

そんな天気が続いているせいか、

 

「雨漏れ」についての問い合わせが増えています。

 

その中でも多いのが「塗装工事後の雨漏れ」です。

 

下記は木造の一例となります。

 

2、3年前に外壁の塗装と共に、屋根の塗装をしたというお住まいの

 

雨漏れを点検してみると・・・

 

一見綺麗に塗装されているように見えますが、

 

rimg0003

 

スレート屋根(カラーベストコロニアル)の重ねの隙間部分に

 

厚く塗料が塗られています。

 

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屋根材の重ね部分は通常、雨水の排出や通気の確保のための隙間があります。

 

その隙間を塗料やホコリで塞いでしまうと、

 

雨水の排出ができなくなって、雨漏りの原因となることがあります。

 

という事で屋根を塗装する際は「縁切り」という作業をします。

 

「縁切り」とは、塗装後に隙間を塞いでいる塗料に切り込みを入れ、

 

屋根材の隙間を開けていく作業です。

 

弊社では屋根材の隙間にあらかじめスペーサーを入れて

 

隙間を確保して塗装する工法を採用しています。

 

だからといって何度も屋根を塗装する事は、余りお勧めできません。

 

塗装をする事で見た目は綺麗になるのですが、

 

屋根材自体の劣化もあるので、高耐久屋根材を使用してカバーする

 

「カバー工法」をお勧めしています。

 

↓経年で劣化したスレート屋根(カラーベストコロニアル)。

p1180039

↓下地をチェックした上で防水紙(アスファルトルーフィング)の敷き込み。

そして高耐久屋根材を葺きます。

dsc00727

↓綺麗に仕上がりました!もちろん漏水の心配も無くなる他、

「風」に対する性能が高いので、繰り返しの台風にも安心の屋根材です。

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