ひと昔前の住まいは
気密性はあまり考えられておらず
断熱性能も品質にばらつきがあり
暑い寒いが当たり前でした。
やがて「アルミサッシ」が普及し
一家に一台「クーラー」の時代がきたのですが、
「結露」という問題がおきるようになり
快適な生活と引き換えに日本の住まいの
寿命が短い理由の一つになってしまいました。
現在では住宅の気密化が確立され「すきま風」
による自然換気がすくなくなった為、
家の中の空気を計画的に換気する必要が出てきました。
計画換気には3種類の方法があり、
現在、多くの新築住宅は「第三種換気」が採用されています。
第三種換気は電気設備によって強制的に排気し
排気された分を吸気口から自然に吸気される方法です。
ただ、この排気される空気には多くの熱が含まれており
せっかく暖められた空気が外に逃げてしまうという問題があります。
そこで「熱交換システム」と言う概念が生まれました。
特殊なフィルターで排気される空気に含まれる熱を回収し、
吸気される新鮮な空気にその熱を含ませ室内に戻す仕組みとなっています。
LIXILの「エコエア85」は室内の熱の85%を回収する
優れた換気システムとなっています。
そして湿度もコントロールできるので、
夏は湿った外気の湿度を抑えて取り込み、
冬は乾燥した外気の湿度を上げて取り込むことができるので
住まい心地はもちろん
除湿や加湿にかかる電気代を節約できます。
スーパーウォール「ZENKOの住まい」と
組み合わせることにより
より高性能な「省エネ」の住まいとなります。
ただ、いいところばかりというわけでなく
各部屋に通す「ダクト」が多くなる為
ダクトのスペース確保に工夫が必要となります。
↓世田谷区H様「ZENKOの家」に設置された「エコエア85」です