第14回CRS(NPO法人ケアリフォームシステム研究会)
全国大会が3日間の日程で開催されました。
全国から「障がい児・者、高齢者の住まい」を考えている工務店を始め
建材メーカー、そして実際に介護をされている、している方が集いました。
今回は初日に東京ビックサイトにて開催されている
「国際福祉機器展HCR2016」にて福祉機器を見学しました。
機器展では車メーカーによる展示が昨年よりも大幅に増えていました。
住設、建材メーカーも様々な工夫を凝らした製品も実際に
体感できるよう展示されていました。
↓協賛会社のTOTO。
↓協賛会社のLIXIL
↓協賛会社の新光産業。
弊社でも要望の多い「階段昇降機」。階段幅が狭くても設置できるよう設計されています。
↓おまけ・・・・夜の懇親会はやっぱりココ、中華街にて。
内閣府の方より阿部首相からの祝辞が読み上げられました(驚
2日目は横浜情報文化センターにて。
横浜市総合リハビリテーションセンター西村顕氏による
「障がいのある子どもの住まいづくり」の講演。
肢体不自由、発達障がいを持った方の住まい造りを中心に、
入浴や外出の際の抱きかかえ介護についてのお話をいただきました。
3日目は東京頸髄損傷者連絡会、
セカンドステージ(有)代表の麩澤(フザワ)様による講演。
障がいを持った人が暮らす上での問題や、
介護者と支援、介護機器についてのお話いただきました。
頚椎損傷によって四肢麻痺となったのですが、
現在、賃貸マンションで一人暮らしをしています。
当時、不動産を廻っていても「車いす」という事で
親身に相手をしてくれるところが無かったそうです。
行政対応を含めたの問題点を話されました。
日本には介護を前提とした住まい造りを相談できるところというのは
まだまだ少なく、リフォーム会社に相談したとしても言われるがままスロープ
や手すりを付けるだけです。
少しでも自立を考えた、ケアリフォームの考え方を広げていければと思います。