第16回NPO法人CRS(ケアリフォームシステム研究会)全国大会in沖縄開催!

第16回NPO法人CRS(ケアリフォームシステム研究会)

全国大会が沖縄の沖縄タイムズビルにて開催されました。

全国から「障がい児・障がい者、高齢者の為の

自立できる住まい造り」を推進している工務店を始め

LIXIL、TOTO等の建材メーカー、

モリトー等の介護用品メーカー、

そして障がいをお持ちの方、介護に携わっている方が集いました。

今回のテーマは「みんなで学ぼう!車いす住環境」

基調講演として、社会福祉法人おもと会本部

おもと会から介護を変えていくプロジェクトリーダー、

作業療法士、福祉用具プランナーの金城知子氏より

「沖縄の住まい(風水)と住宅改修」と題し

沖縄ならではの住宅・・・

海に囲まれているため雲の発生も多く降水量が多いため

塩害や腐食、錆、シロアリ、

又、台風等の気候や外敵からいかにして家を守るか。

そして「風水」の文化を取り入れた住宅を、

障がいを持った人が自立した生活ができる為の

住宅改修を様々な事例を元に講演いただきました。

 

続いては全国のCRSメンバーを始め

介護や医療関係の学生から募集された

ケアリフォーム大賞の公開審査です。

障害をプラスに変えるケアリフォーム

日常生活を楽にするケアリフォーム

高齢者にやさしいケアリフォームにもとづいて

各発表とも甲乙つけがたいすばらしい発表でした。

今回大賞を受賞されたのは、CRSメンバーの神崎さん。

「家で暮らす。住まいのちから」と題された、

事故による頚椎損傷により住まいをケアリフォームをした事例です。

すばらしい発表でしたが、その中でも

照明のオンオフやカーテンの開閉、室温空調調整を

「音声」で動作させる機器の利用に注目が集まりました。

 

そして今回のゲスト!

ウィルチェアーラグビーチーム「沖縄ハリケーンズ」。

ウィルチェアーラグビーは四肢麻痺者等の車いすによる

スポーツチームで、アメフト、ラグビー、バスケットボール、

バレーボール、アイスホッケー、サッカー等の要素が組み合わせ

られておりバスケットボール用のコートで行われる競技です。

2000年のシドニーパラリンピックから公式種目になったスポーツです。

近年テレビで取り上げられることが多くなり認知度が一気に広がりましたね。

 

沖縄ハリケーンズは2010、2011、2016、2017年と

日本選手権で優勝しているチームです。

↓その代表選手「前川選手」の胸を借りて実際に車いすタックル!

手加減してくれているとはいえ交通事故のような衝撃です。

日本には介護を前提とした住まい造りを相談できるところというのは

まだまだ少なく、リフォーム会社に相談したとしても言われるがままスロープ

や手すりを付けるだけです。

自律した生活を目指すケアリフォームの

考え方を少しでも広げていければと思います。

 

↓研修が盛りだくさんで時間はほとんど無かったのですが、

せっかくの沖縄・・・歩ける範囲で観光です。

まずは「国際通り」、平日ですが結構な人、

海外からの観光客が多いですね。

10月末ですが沖縄は夏のような気候、半袖です。

↓沖縄と言えば、ソーキソバ。さっぱりして美味しいですね。

↓夜は沖縄の海をクルーズ。

駆け足でしたが沖縄を堪能しました。