第8回CRS(ケアリフォームシステム研究会)全国大会が2日間の日程で
静岡のヤマハリゾートつま恋にて開催されました。
全国から「障がい児・者、高齢者の住まい」を考えている工務店を始め
実際に介護をされている、している方が集いました。
活動、事例報告として
ケアリフォームシステム研究会会長の武藤様からは
「障がい児・障がい者の住まいを考える。あきらめていたことが出来る喜び」
大栄建設(株)社長 小林様からは
「キッズフェスタ・国際福祉機器展と介護リフォーム」について
(株)マツイ建設社長 松井様からは
「静岡・掛川市の障がい児・障がい者のすまいづくりは」
それぞれ介護リフォームに携わる者としての心構え、気つかいを始め
実際に施工した住まいの話などとても参考になるものでした。
続いては佐賀大学 大学院医学系研究科准教授であり
日本リハビリテーション工学協会理事長でもある松尾清美先生の講演です。
松尾先生は実際に車いすでの生活をされています。そのお話の中で
心に響く言葉が「楽しく外に出よう!」という言葉です。
障がいを持っていたとしてもそれを受け入れ、福祉用具を使い、
住宅環境を整えれば自立生活の可能性が高くなるということです。
日本には介護を前提とした住まい造りを相談できるところというのは
まだまだ少なく、リフォーム会社に相談したとしても言われるがままスロープ
や手すりを付けるだけです。
少しでもケアリフォームの考え方を広げていければと思います。(つづく)