第11回CRS全国大会いよいよ開催!

第11回CRS(NPO法人ケアリフォームシステム研究会)

 

全国大会が3日間の日程で開催されました。

 

全国から「障がい児・者、高齢者の住まい」を考えている工務店を始め

 

建材メーカー、そして実際に介護をされている、している方が集いました。

 

今回は初日に東京ビックサイトにて開催されている

 

「国際福祉機器展HCR2013」にて福祉機器を見学しました。

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↓寝たきりになってしまうとできる褥瘡(じょくそう)、床ずれを予防するマット

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↓使い勝手に合わせ簡単に延長できる「車いす用スロープ」

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機器展では車メーカーによる展示が昨年よりも大幅に増えていました。

 

住設、建材メーカーも様々な工夫を凝らした製品も実際に

 

体感できるよう展示されていました。

 

2日目は

 

埼玉の埼玉県産業技術センター(スキップシティ)にて。

 

国立伊藤重度障害者センター作業療法士、

 

勝島とよ江さんによる講演「頚椎損傷者の住宅改修に携わって」。

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主に頚椎損傷による障がいを持った方の

 

ADL(食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴等の日常生活動作)

 

を中心に仕事や楽しみの習慣化する支援を通しての

 

住宅環境についてお話しいただけました。

 

障がいを見る前にその個人を見てその人の取り巻く環境を見る事

 

そして障害があるから

 

「出来ない」、障害があっても「出来る」のではなく

 

その人が

 

「やりたいこと、やらなくてはいけないこと、周りから期待されていること」

 

を知るという事が提案に重要であるということが分かりました。

 

↓懇親会にてひときわ元気にピースしている方が武藤先生です

 

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第11回ケアリフォームシステム研究会全国大会開催

いよいよ今週21日(土)22日(日)に

 

埼玉県産業技術総合センター(SKIPシティ)にて

 

第11回ケアリフォームシステム研究会全国大会in埼玉の開催となります!

 

「障がい児・者、高齢者の住まい」を考えている工務店を始め

 

実際に介護をされている方、障がいをお持ちの方が全国から集います。

 

日本には介護を前提とした住まい造りを相談できるところというのは

 

まだまだ少なく、

 

リフォーム会社に相談したとしても言われるがままスロープ や手すりを付けるだけで

 

自立した生活ができる提案ができる所はまだまだ少ないのが現状です。

 

この活動を通して少しでもケアリフォームの考え方を広げていければと思います。

 

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目黒区T様邸「ZENKOの家」ZEROーSTYLE(光熱費ゼロ住宅)

目黒区T様邸「ZENKOの家」がFFC免疫処理によるクロス工事、

 
「幻の漆喰」による左官工事が完了し照明取付、設備取付に入りました、

 

完成まであと一息ですね。

 

施工途中ですが

 

玄関から家の中に入ると驚くほど空気が澄んでいて、

 

森林浴をしているような気分になります。

 

以前毎日新聞に掲載された記事となりますが

 

鳥取大鳥由来人獣共通感染症疫学研究センターの発表で、

 

鳥インフルエンザウイルス(H5N3型)の培養実験の結果、

 

幻の漆喰に塗ったウイルスの感染価(感染性ウイルスの数)は

 

30分後には99.9998%低下したそうです。

 

シックハウス症候群対策の他インフルエンザ予防にも

 

効果が期待できるとの事です。

 

科学的に実証されていることでより実感できますね。

 

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幻の漆喰は「匂いの吸着分解能力」が高いので医療施設や老人ホーム等でも数多く使われています。

 

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漆喰は照明から出る「光の照り返し」も防ぐため「人の目」にも優しいといわれています

 

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目黒区K様邸リフォームお引渡しです!

介護保険住宅改修、耐震助成を

 

利用したK様邸リフォーム工事が

 

完了お引渡しとなりました。

 

耐震工事と同時に

 

手摺付けはもちろん

 

大きく段差のあった

 

浴室をユニットバスにして

 

段差を解消し、浴槽へのマタギが

 

小さくなりました。

 

そしてお掃除が楽になるほか

 

冬場の寒さを軽減することができます。

 

住まいのリフォームでは

 

家を強く丈夫に長持ちさせるのは

 

当たり前のことですが、

 

それとともに

 

「暮らし心地」「快適性」

 

を向上していきたいですね!

「第12回子供の福祉用具展2013キッズフェスタ」開催

4月20日(土)21日(日)

 
大田区TRC東京流通センターにて

 

毎年開催される

 

「第12回子供の福祉用具展2013キッズフェスタ」

 

にNPO法人ケアリフォームシステム研究会(CRS)の

 

相談スタッフとして参加しました。

 

2日間とも近年まれにみる寒さと雨の中でしたが

 

たくさんの入場者に恵まれました。

 

当日は車イスで生活している方をはじめ、脳性麻痺等により

 

寝たきりとなっているお子様まで様々な「障がい」を抱えた

 

方が親子で来場されました。

 

今回の開催にあたっては

 

バリアフリーに強い

 

建材メーカーの「NODA」の協力で

 

部屋の外からも中からも軽い力で開閉できて

 

大開口の取れる「ケアシスト」

 

そして転倒時の衝撃を吸収することのできる

 

フローリング「ネクシオ」を展示させていただきました。

 

これからも

 

様々な「障がい」に対し「自立」した生活

 

を提案するために様々なメーカーや福祉団体と

 

協力していければと思います。

子供の福祉用具展2013キッズフェスタに向けて

4月20日、21日大田区TRC東京流通センターにて

 

開催される「子供の福祉用具展2013キッズフェスタ」

 

の参加に伴い

 

NPO法人ケアリフォームシステム研究会(CRS)

 

関東支部の会議を行いました。

 

障がい児・障がい者が使用する福祉用具や福祉機器についてはインターネットや

 

冊子によりある程度情報を得ることができますが

 

「介護負担の軽減」すること

 

「自立した生活」を送るようにする為の

 

「住まい造り」を相談できる窓口はほとんどありません。

 

当日はCRSとして相談窓口を開設し、

 

様々な症例によってケアリフォームを行い

 

「自立」した生活を取り戻した事例展示の他

 

協賛メーカーによる介護リフォームに使う

 

様々な建材の展示を予定しています。

 

ご参加ご希望の方はご連絡いただければと思います!

 

 

 

子供の福祉用具展2013キッズフェスタに向けて

4月20日、21日大田区TRC東京流通センターにて

開催される「子供の福祉用具展2013キッズフェスタ」

の参加に伴い

NPO法人ケアリフォームシステム研究会(CRS)

関東支部の会議を行いました。

障がい児・障がい者が使用する福祉用具や福祉機器についてはインターネットや

冊子によりある程度情報を得ることができますが

「介護負担の軽減」すること

「自立した生活」を送るようにする為の

「住まい造り」を相談できる窓口はほとんどありません。

当日はCRSとして相談窓口を開設し、

様々な症例によってケアリフォームを行い

「自立」した生活を取り戻した事例展示の他

協賛メーカーによる介護リフォームに使う

様々な建材の展示を予定しています。

費用をかけずとも

目黒区M様の奥様より

ご主人が1階寝室から

日当たりのよい

2階のリビングに上がる為、

階段昇降機を設置して欲しいとの要望を受け

早速設計をしたのですが

階段幅が狭くUの字と

なっているため(都内では普通ですが)

設置するにはフルオーダーの昇降機で

それなりの費用もかかる上、

椅子部を畳んだとしても

階段が通りにくくなってしまいます。

そこで1階の日当たりを確認し

書庫と書斎の家具の配置を変更して

間仕切りを取り払いました。

それに伴い部屋が広くなった分

寒くなるので断熱施工をしました。

ちょっとしたアイデア、提案で

少し手を加えるだけでも

住まい心地は良くすることができます。

↓BEFORE

↓AFTER 部屋全体が明るくなり、車いすでの移動も楽になりました

 

 

 

 

第10回CRS(ケアリフォームシステム研究会)全国大会

 

第10回CRS(ケアリフォームシステム研究会)全国大会が

2日間の日程で佐賀県嬉野市公会堂にて開催されました。

CRSがNPO法人になってから初の大会となります。

日本全国から「障がい児・者、高齢者の住まい」を

考えている工務店を始め実際に介護をされている、

している方が集いました。

 

講演では

和多屋別荘取締役社長 小原健史さんによる

「ユニバーサル温泉について」。

小原社長は旅館業界の重鎮(前全国旅館組合長)で、

旅館やホテル、公共施設の

バリアフリーやユニバーサルデザインの

普及推進を始め、

全国の温泉地や観光地の再生に注力している方です。

思わず聞き入ってしまう軽快な口調で面白おかしく

話されていましたが、バリアフリーや

ユニバーサルデザインを普及させるぞ!という熱意が伝わってきました。

続いては全国のCRSメンバーを始め病院関係者から募集された

ケアリフォーム大賞の公開審査です。

障害をプラスに変えるケアリフォーム

日常生活を楽にするケアリフォーム

高齢者にやさしいケアリフォームにもとづいて

各発表とも甲乙つけがたいすばらしい発表でした。

そして佐賀大学 大学院医学系研究科准教授であり

日本リハビリテーション工学協会理事長でもある松尾清美先生の講演です。

松尾先生は実際に車いすでの生活をされています。そのお話の中で

心に響く言葉が「楽しく外に出よう!」という言葉です。

「障がいを持っていたとしてもそれを受け入れ、福祉用具を使い、

住宅環境を整えれば自立生活の可能性が高くなるということです

松尾先生自身も「楽しく外に出よう!」の言葉通り

車や飛行機、電車を使い世界中を飛び回っています。

↓小回りが利く車いす、フットレストを外して足でこぐことができます

日本には介護を前提とした住まい造りを相談できるところというのは

まだまだ少なく、リフォーム会社に相談したとしても言われるがままスロープ

や手すりを付けるだけです。

少しでもケアリフォームの考え方を広げていければと思います。

↓和多屋別荘内、バリアフリー、ユニバーサルデザインに基づいて様々な

工夫がされている館内

↓和多屋別荘社長、CRS会長とともに

↓お風呂に入らなくてもシャワーだけで体の芯まで温まるシャワー・ド・バス

↓部屋側・廊下側のどちらからも押して開く両折れドア 引き込み戸と違い戸袋不要で大開口

が取れ車いすでも楽に通れるようになります。

デンマークの建築と福祉

福祉や介護において多くの著書を執筆

又、指導をされている小島ブンゴード孝子さんの

講義に参加させていただきました。

2回目となる今回のテーマは

「デンマークの建築と福祉」についてです。

デンマークは

面積は北海道の半分、人口は557万人

の小さな国ですが、福祉の先進国であり

国内総生産全世界6位

そして今話題となっている幸福度については

世界一!という国です(ちなみに日本は90位・・・)

日本との福祉についての大きな違いは

出産から学費、医療、福祉についてはすべて

公共(基本的に無料)のサービスになっている点、

財源となる税金についてはとても高額で

例をあげると、教育活動を除くすべての商品とサービスについては

25パーセントもの税金がかかります。

税金の使われ方に関し透明性があるので

公共のサービスが低くなるくらいなら税金を上げた

方がいいというデモが起こるくらい「税」に対する関心が高い国です。

日本は老後に不安を感じている人が多くいますが

デンマークでは年齢が上の人ほど満足度が上がるという

集計結果があります。

文化の違いというとそれまでですが

「土地」に対してあまり執着せずに

家族のライフスタイルが変わるたびに

「身の丈に合った家」を借りたり購入していきます。

そして日本の家の場合、年数が経つにつれ価値が落ちていくというのが

一般的ですが、デンマークでは30年70年経っても

価値はあまり落ちません。

多くのヒントがあった今回の講演

「住まい造り」という点から地域に

発信できればと思います!

S様そしてブンゴード小島様、貴重な講演にお呼び

いただきありがとうございました。