第18回CRS(ケアリフォームシステム研究会)全国大会が
2日間の日程で「大田区産業プラザPIO」にて
開催されました。
CRS(ケアリフォームシステム研究会)とは
弊社が所属するNPO法人で、
「障がい」を持った方が自立できる、
そして介護の負担を減らすことのできる
住まいの提案をしている工務店の他、
LIXIL、TOTO等の住宅設備メーカー、
リフトや段差解消機に関するメーカーのモリトーや
新光産業等で構成されたメンバーです。
今回は東京大会とのことで
実行副委員長として参加させていただきました。
実は昨年に予定されていたのですが、
非常事態宣言がだされて満を持しての開催となります。
今回のコロナ騒動でイベント関係は
のきなみ中止や延期と悪い事ばかりの中ですが、
いいことも一点、
オンラインを使っての同時開催という新たな試みも
行うことができました。
↓全国大会実行委員長(株)東京商工社草野社長の開会宣言
↓NPO法人ケアリフォームシステム研究会代表理事 (株)武藤技研 武藤社長の挨拶
今回の基調講演では
「障がい者の改修事例から学ぶケアリフォーム」と題し
横浜市総合リハビリテーションセンター、
一級建築士 西村顕氏にお話しいただきました。
そして体験事例発表
「「ひとりでお風呂に入りたい」という元気くんの熱意が
実現したリフォーム」と題し
先天性脳性麻痺を持つ元気くんとご家族、
そのリフォームを担当したハート工務店とで
リフォームの経緯をお話しいただきました。
↓進行役は合同会社KT福祉環境研究所 代表兼エンジニア
一般社団法人こうしゅくゼロ推進協議会代表理事
(前佐賀大学 教育研究院 医学域医学系 准教授)
松尾清美氏
↓こちらは(株)東京商工社の ココラス「フィッテイングラボ」見学。
↓浴室やトイレ、室内空間の介護リフォームをする際、
事前に体感できるように工夫して造られています。
↓各協賛メーカーの展示コーナー
こちらはTOTOコーナー。
車いすでの生活が楽になる住宅設備の展示。
↓こちらは既存玄関ドアを自動ドア化できるリクシル「DOAC(ドアック」。
弊社でも好評で取付け依頼が増えています。
日本には介護を前提とした
住まい造りを相談できるところというのは
まだまだ少なく、
リフォーム会社に相談したとしても言われるがままスロープ
や手すりを付けるだけです。
少しでも自立した生活を提案するケアリフォームの
考え方を広げていければと思います。