「塞翁が馬」の意味って知ってる方も多いと思いますが、
勉強不足の小生は知らず、知る機会を狙っていましたが、
夕刊に詳しく載っていましたので記してみました。
中国北部、国境の塞の近くに老人が住んでいた。
ある日、老人の馬が異民族の地に逃げた。人々が慰めると、老人は言った。
[これがどうして、福をもたらさないといえようか]
数ヶ月後、その馬が駿馬を連れて戻ってきた。
人々が祝いを言った。[これがどうして、禍をもたらさないといえようか]
老人の息子は乗馬を好んだが、ある日落馬、骨折した。
見舞いに来た人に老人は言った。[これがどうして、福をもたらさないといえようか]
それから1年ばかり後、塞に異民族が攻めてきた。
男どもは弓をもって戦ったが10人中9人は死んだ。
だが老人の息子はけがのため戦争に行かずにすんだ・・。
災いと幸福は裏表一体、と言うわけだが、
「だからこそ、その場の運不運にとらわれず、最善を尽くす姿勢が大切なんですよ」と言う。
「夕刊 読売新聞」より
東日本大震災が発生してから来月で1年が経ちます。
今でも生々しく惨状が浮かんできます。
何時か大きな「塞翁が馬」が来ることを願っています。