那須には年に数回出掛けます。私には那須の気候が妙に肌に合い元気をもらって帰ってきます。この地の北西に史跡に指定された「殺生石」といわれる所があります。名前の由来は、昔中国やインドで美しい女性に化け、世を乱し悪行を重ねていた狐が日本に渡来し朝廷に仕え日本の国を滅ぼそうとしましたが、正体を見破られ那須野ヶ原へと逃げて来ました。その後も領民や旅人に危害を加えた為、朝廷の命により退治されましたが、妖狐は毒石となり人畜に害を与えたので「殺生石」と呼んで近寄ることを禁じたということです。かの松尾芭蕉も奥の細道紀行の途中にこの殺生石を訪れ「石の香りや夏草赤く露あつく」と詠んでいます。
那須に行ってきました
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