室町時代から近代に至る「茶の湯」を通史でたどる展覧会。
上野国立博物館で、37年ぶりとのことで行ってきました。
各時代を象徴する名品、千利休が創造した道具、再現された古田織部の茶室
本来の「日本の美意識」に触れる貴重な展覧会です。
平成館 エントランスから
再現された古田織部の茶室「燕庵」は撮影できます。
お客の入り口は、かがんでしか入れない「躙り口」
その近くには刀掛けがあり、武士でも刀をおいて中に入りなさいと
平等を表しているのだそうです。上にある棚が、刀掛けのようですね。
ワクワクします !
室内には入れませんでしたが、なんとか撮影できた内部
織部の茶室は窓が異様に多いのが特徴だそうです。
照明がない時代、できるだけ光を取り入れたかったのが伝わります。
利休の茶室「待庵」を参考に、織部ならではの茶室の世界を造り上げています。
利休が好んだ、楽焼 長次郎茶碗(公式図録より)
こちらも利休が好んだ 楽焼 長次郎茶碗
本物は風合いが素晴らしく、見とれてしましました。