日本赤十字九州国際看護大学長 喜多悦子氏の
インタビュー記事が載っていました。
危険な区域の場数を踏んだ経験者だけに
一言一言重みがあります。
情勢が悪化した場合にはすぐ脱出できるよう、
準備を常にしておき、
枕元には常に非常持ち出し品を詰め、
自宅の車には予備タンクを含めてガソリンを満タンにし、
旅客機のチケットを買えるだけの現金もいつも用意していたそうです。
日本人は平和な時代が長く続いた結果、
ある種のネガティブ思考が足りないようである。
こちらが用心していることを周囲に知らせることも
大切なこと、とも話しています。
「人前で無防備に財布を開けたり、
自分の住所を現地の人に不用意に教える」こともしないよう
厳しく指導しているそうです。
今の日本では
何か緊急事態が起こると、行政に矛先が向くが、
ほんとうに大事なことは、
個人が危機に向き合い、自分で判断をすること。
グローバルな世界、
いつまでも安全な日本、と言ってられない時代が
そこまで来てるのでは。