台風、洪水、地震そして噴火・・・と気になることが続いていますが、
第13回CRS(ケアリフォームシステム研究会)全国大会が2日間の日程で
大阪の川村義肢株式会社本社にて開催されました。
全国から「障がい児・障がい者、高齢者の住まい造り」を
考えている工務店を始め
LIXIL、TOTO等の建材メーカー、モリトー等の介護用品メーカー
そして障がいをお持ちの方、介護に携わっている方が集いました。
会場となった川村義肢株式会社は
障がいをお持ちの一人一人に合わせて
義手や義足、体幹装具などを設計、作成している事で著名な会社です。
↓社屋には竹でできた義足など歴史上貴重な義肢が展示されているコーナーがあります。
↓見た目に自然な義足や競技で使われるカーボン製の最新の義足。
↓サリドマイド児用の動力義手。
始めに基調講演として
前一般社団法人日本リハビリテーション工学協会副会長、
神戸芸術工科大学大学院教授の相良二郎様より
「自立を支える住環境整備」という事で
障がいを持った人たちを「保護」の対象としてだけではなく
福祉機器と住まい造り両面から「自立」し活動できるようにする
必要性について話されました。
続いて実際に障がいを持ったお子様とお母様を中心に
相良氏、佐賀大学大学院医学系研究科准教授であり
日本リハビリテーション工学協会理事長でもある松尾清美先生、
CRS二人とパネルディスカッション。
住環境を整備する事でお子様より
「お母さんのお手伝いしたい!」というように
やりたい事が増えっていったというお話をいただけました。
そして、ケアリフォーム大賞の発表
課題をもとに住まいをリフォームして
障がい者や介護者がいかに快適に生活できるかを
一般参加の学生や建築会社が提案プランを競いました。
年々レベルアップしていることもあり
各発表とも甲乙つけがたいすばらしい発表でした。
盛りだくさんの目に一日目が終了続きます・・・。
↓懇親会