矢部 ひろやす 【取締役 設計部長】

「住み始めてからの、お客様の笑顔が何より嬉しい。
そのための家づくりをやってますから」

[所属・役職] 取締役 設計部長
[名前] 矢部 ひろやす (やべひろやす)
[ニックネーム] ヤベさん
[誕生日] 1968年11月
[星座] さそり座
[血液型] A型
[出身] 千葉県千葉市
[入社年月日] 平成19年8月
[資格・特技] 一級建築士・ホームインスペクター 
専門は、住まいの温熱環境についてや木造住宅の耐震構造について。技術的なことから、法律的なことまで、新築でもリフォームでも、詳しく丁寧にご説明します。
[趣味・休日の過ごし方] 映画、DVD観賞。散歩がてらにふらりと映画館に立ち寄る感じで楽しんでいます。
最近、ふらっと見て面白かったのは、「リアル・スティール」ですね。ご存知ですか?

 

 

取締役 設計部長 矢部裕康 インタビュー

仕事内容を教えてください。

お施主様と打ち合わせをしながら、一緒に家づくりをするのが私の役割です。
特に私の専門は、いわゆる技術系。
木造住宅の構造の話や、暖かい快適な室内空間を造るための話など、
ご要望、お施主様のニーズをよく聞いた上で、
関連する 法規や補助金制度(最近は、複雑な制度も多いですよね)など、
専門家でないと中々わからない、知りえない情報を正しくお伝えするのが私の役目だと思っています。

また、こだわりを持ちたいお客様、どうしようか迷われるお客様には、
「一般例」 と 「その背景」 をお伝えし、お客様が判断しやすいように情報提供をさせて頂いています。

「一般例的にはこうしていますよ。なぜなら、こういう理由だからなんです」

その上で、こだわるのか?妥協できるのか?
お客様のご家族の状況では何がベストなのかを一緒に選択する。
自分で言うのもなんですが、数多くの高度な家づくりを経験してきたからこそ出来るご提案だと自負しています。

もちろん、お客様と打ち合わせをした内容は、私が責任を持って現場を仕上げます。
[工事手配・工程表作成・原価管理・予算管理] など、全て自社でやっているのも善光建設の強み。
お客様にとって本当に良い家を追求できる条件の一つです。

 

 

この会社(業界)に入った理由はなんですか?

学生時代から、ものづくりが好きで特に大きいものに憧れてましたね。
夏休みの宿題では、決まって自作の大きな机やイスをつくっていたのを思い出します。

体を動かす仕事につきたい、そんな想いもあって選んだのが建築の仕事。
特に家づくりには一つひとつの個性が出る部分も魅力に感じ、その技術を突き詰めていきました。

大手の設備メーカーで15・6年、家の設備や構造についての研究開発に携わったり、その制度づくりに携わったり。
様々な経験を経て、善光建設にご縁があり入社をしました。

「お客様と一緒にものづくりをするのは本当に楽しい」

これが、善光建設で働くようになって感じることです。以前は、メーカーでの仕事でしたので余計に感じるのかもしれませんが、お客様の顔が見える仕事というのは本当にいい仕事だなと思っています。

 

 

「この仕事をやってて良かった」と思う瞬間は?

一言で言えば、お客様の喜ぶ顔を見ることができたときですね。

特に好きな場面と言うと、年末のご挨拶回りをさせていただく時。
カレンダーを持ってお邪魔をすると中に通してくれるお客様もいらっしゃって。

お茶飲み話をしながら、嬉しそうな顔で自分の家の自慢話をしてくれるんです。

「確かに言うだけのことはあったね」 なんて。

家づくりは住んでから快適であってこそ本当に家づくりができたと思っていますので、住み始めて何年も経ったお客様からそのような言葉を いただけるのは、本当にやっててよかったと思う瞬間です。

今の仕事で大変なところ・気をつけているところは?

自分の考えが普通だと思ってはダメってことでしょうか。
家づくりをするお客様にはいろいろな事情があって、常に同じなんてことはない。
これはいつも言い聞かせています。

以前の話ですが、二世帯住宅を建てられたお客様で、契約前の合意が曖昧なまま契約、着工してしまったお客様がいまして。

もちろん、然るべき手順は踏みましたし、サンプルも見せながら構造も法規も問題ない仕上がりだったのですが、お客様にはご満足いただけなかったことがあったんです。

ご指摘いただいたのは、サンプルでも見えない細かい部分でした。
あとあとになって考えると、もちろんその箇所についても問題だったかもしれないのですが、コミュニケーションが不足していたのかな、と。

大体大丈夫はダメ、だということを学びました。
人と人とがつくり上げるものなので、同じ言葉でもお互いの感覚でとらえると違いはでますよね。
だからこそ、お客さまとは完全に合意するまで次には進まない。
例え、目で見て確認しても、お互いがしっかり納得いくまでコミュニケーションを取る。
これは、経験を積んでも積んでも変えてはいけないことだと身にしみて感じています。

 

 

社内で「これをやらせたら右に出るものはいない」ということは?

・耐震改修
・増改築
・家の温熱環境

これに関しては、誰にも負けません!
特に耐震改修に関しては、 目黒区の建築会社の中でも上位の実績、
トップクラスの評価をいただいていて、特命で仕事をいただくこともあるんですよ。

「永く住むための家は、基本性能(構造)が最も大事」

躯体構造は、あとから変えられませんからね。
せっかくウチで家を建てていただくのであれば、その建築の専門家だからできる基本性能をベースに、お客様のご要望を実現していきたいと思っています。

 

今後、仕事(もしくはプライベートで)実現したい夢は?

そうですね。

一度、予算や土地に関係なくとことんこだわった家を建ててみたいですね。
総ムク材で、漆喰壁で、健康にも耐震にもとことんこだわった究極の家を建ててみたいです。