洗面台で最敬礼

善光建設の池内です。

 

最近、引越をしました。

 

転居前と転居後の家…。

転居したばかりのタイミングは

旧居の使い勝手の記憶がはっきりと残っているので

実感として比較しやすく、

どちらがどのように使いやすいのか

あるいは使いにくいのかが

本当によくわかります。

 

旧居より新居のほうが「良い」のなら問題ないのですが

なかには逆のものもあります。

 

新居で、特にがっかりで、直しようもなく、

対処法もなく、どうしようもないのが

『洗面台の高さ』。

 

これがびっくりするくらい低いのです。

その高さ、75cm。

最敬礼で顔を洗えと?

ほぼ食卓やデスクと同じ。

子ども用…のような感じです。

 

高いのならばスリッパや踏み台で調整できますが

低いのは調整のしようがなく

ハーフスクワット状態で使おうとしても

膝が収納扉に当たってしゃがめません。

 

これでは腰痛になってしまいます。

150cm台の私ですら辛いのですから

背の高い人はもっと大変ですね。

 

でも、これは特別に低くしたわけではなく

『標準』だったようです。

文句を言うほうが間違っていますね。

 

キッチンの場合、高さを選ぶ目安は

身長÷2+5cm

と言われています。

使い方や好みにもよりますが、

洗面台もそれに近いのかもしれません。

 

10cm高くするだけで劇的にラクになります。

前かがみになる角度が減り

腰への負担が大幅に軽減するというデータもあり、

最近になってようやく見直されてきているようです。

 

新築・リフォームをするときには

ショールームで実際に顔を洗う動作をしてみて

よく検討することをおすすめします。