先日上棟した目黒区T様邸「ZENKOの家」新築工事にて
採用されている「制震」技術は
厚さ1mmの制震テープを地震によってズレる部位に挟むことにより、
地震がおきた時に粘弾性体が揉まれます。
それによって振動エネルギーを「熱」エネルギーに変換し、
揺れを軽減させる技術です。
↓柱や梁の構造躯体に制震テープを施工します。
↓その上に合板を施工します。
このテープは高層ビル向けに開発された粘弾性体に注目した
防災科学研究所、東京大学、清水建設の3者が、
両面テープ状に加工し、住宅用に制震テープを研究開発したものです。
制震技術については「ダンパー」を数か所設置するというもの
がほとんどですが、
制震テープは住宅全体に分散設置するので、
振動吸収のバランスも良く、大きな制震効果が期待できます。
劣化についても
紫外線・酸化・熱劣化の3要素をクリアできるため、
110年以上の間、粘着強度の変化率は0~-10%の間を
安定維持することが確認されています。
言葉にすると分かりにくいと思いますが、
今月末に開催させていただく構造内覧会にて
分かりやすい模型を展示いたします!百聞は一見に如かず。
ご興味のある方はぜひご来場ください!