「ホウ素系防腐防蟻剤エコボロン」 認定施工士の佐々木です。
今回は新築工事の防蟻処理を行いました。
弊社では新築工事の防蟻処理はホウ素系シロアリ材
「エコボロン」
を使用しており、認定施工店となっております。
白蟻の被害が深刻だったアメリカのハワイ州。
州条例で木造住宅の木部全てに防蟻処理が義務づけられています。
そして100%ホウ素系薬剤で処理され、被害が抑えられております。
農薬系の薬剤では人体への影響や、効果も5年程度と言われております。
弊社では新築全棟に使用しておりますので、ご安心ください。
こちらの現場ではエコボロン(一箱19kg)を3箱使用致します。
床面積や施工方法等により使用量が決まります。
結構な量ですね 😛
防蟻剤というと木材へ塗布するだけと思ってませんか?
基礎もコンクリートにも塗ります。
もちろんコンクリートを食べるわけではございません。 😯
白蟻の侵入する可能性のあるところを徹底的にふさぐためです。
(エコボロン自体は無色透明ですので、塗り忘れが起きないように着色して使用)
基礎コンクリートは二度に分けて打ち込みます。
耐圧板部分を打ち込み、その後立ち上りを打ちます。
その際に僅かな「打継ぎ」が生じ、そこから白蟻が侵入する可能性があります。
ですので、基礎の立ち上がりと耐圧板部分(外周から50cm以上)を
処理していきます。
また、給排水管などの貫通管も白蟻の通り道になる可能性がございますので、
管周辺の基礎・管自体も念入りに塗布していきます。
基礎周りの処理が終了したら、土台・柱・間柱・筋交い・胴縁・大引き・OSBを処理していきます。
噴霧器を使用して処理していきます。
外周側も念入りに。
基礎天端から1m以上の木部全て処理します。
写真の黒くなっている箇所が処理したところになります。
少し作業が大変ですが、お施主様にとって一生に一度の大きなお買物。
念入りに施工させていただきました(*^_^*)
~ひとつ忘れてはいけない事~
白蟻はそもそも「森の掃除屋さん」
本来は森で倒木や枯葉を食べて土に返す重要な役割を持つ生き物
森の生態系で必要不可欠な存在
とても弱く、色々な虫に食べられる
だから地球でもっとも数が多く
自然に最もやさしい昆虫
そんな大切な生き物でも、発生させてしまうと処理しなくてはなりません。
ですから、寄せ付けないようにしっかりと処理してあげましょう!! 🙂