川越には、20年以上前に何度か行きましたので、観光するには正直そこまで期待せず、街並みがどの程度変化したのかを見たいと思い行ってみました。副都心線から乗り換えなしで1時間で行けるため、近場でゆっくり散策できる日帰り旅行としては程よい距離です。
川越駅から蔵造りの街並みまでは、「クレアモール商店街」→「大正浪漫夢通り」→「蔵造りの街並み」と、約1~2キロ近くある距離を歩いて辿りつくのですが、お洒落な古着屋、GAP、高級ブランド店、昔ながらの桶屋等、多種多様なお店が軒を連ねていて楽しめます。様々なイベントが開催され、予想以上の活気で溢れている事に驚きました。
大正浪漫通りにある喫茶店 「シマノコーヒー大正館」
昭和8年竣工の人造石洗い出し看板建築で、元は呉服屋さんだったそうです。現在は喫茶店に変わりましたが、内装も大正ロマン溢れるノスタルジックな雰囲気に溢れていて、ワクワクさせられました。
近隣の和菓子屋の店主に伺うと、20年前の商店街はアーチが架かっているごく普通の商店街だったそうで、十数年前にはアーチを撤去してしまったとか・・・。和菓子屋さんは、5年前に大正の建築様式に近い形で、建て替えたのだそうです。天候により写真がお見せできなく残念ですが、レトロ感あるたたずまいの素敵な外観で築5年には驚きました。活気のある商店街を持続させるために沢山の協力をしているのですね。
こちらは陶磁器の美術館 「川越大蔵 茶陶苑」
築180年は経つそうですが、手すりには竹、照明はスポットライトと壁付けのブラケット照明を設け演出しています。
写真奥の棚には、全て懐かしのカセットテープが入っていました。
川越は、古き良きものを残す、個性溢れる街に変貌していました。
思わず 「来てよかったね!」 と口ずさんでしまう
楽しい日帰り旅行になりました。